「照明器具」 Pro Antiques "COM"のラインナップ

京都に眠る古い照明器具とは・・・

 

その存在感は現代の器具では得られない味わい

 

京都は実は照明器具の宝庫なのです

 京都は実は古い照明がおそらく日本で一番残っているところです・・・と言えば、たいていの人が不思議そうな顔をされます。お寺や神社のイメージが強く、たいして大都市でもない京都についてそんな風に言われてもピンとこられないかもしれません。
 
 Pro Antiques COMでは2000年の開店当初から照明器具を主力商品の一つと位置づけ、日本製照明器具を精力的に収集してきました。
 
 照明を一つ変えるだけで空間を味わい深い魅力的な雰囲気へと変えることができるマストアイテム。最近は電球そっくりのLED球も様々な形で発売されており、現代のライフスタイルでもストレスなく実用使いできるインテリアツールです。
 
 リフォームや部屋の模様替えだけでなく、町屋や古民家の改修、アンティーク系のリノベートには独特の風合いを持つ、古い照明器具の空間効果を欠かすことはできません。
 
 ある程度のマチとして機能してきた京都には、昔から多くの業種向けに様々な目的で使われた多様な照明器具が今に伝わっています。
 

様々な業種に向けて多様な証明器具が作られてきました

 

偶然の組み合わせ

 京都は秀吉の時代に伏見城が崩壊した伏見地震以来、幸運なことにほぼ大きな災害に見舞われておらず、幕末の禁門の変で市中が焼けましたが、明治以降から現在まで災害や戦争で建物が損なわれることが少なく、当然建物に使われている照明器具の多くがまずそのまま残る前提がありました。
 
 激しい空襲を受けた他の大都市とは違い、偶然が重なり結局アメリカの空襲計画が実行されることもありませんでした。そして、戦後も大規模に都市計画が実行されることもなく、古い近代建築も合わせてある程度建築物が残る余地がありました。
 
 なにより電化が他都市より早かったということもその理由です。日本都市部のなかで、行政により事業として公営発電が行われたのが日本初という歴史が、古く長い時間をつうじて大量の照明器具が売買される前提となってきました。
 
 それらの予期されなかった偶然が重なるまちは日本中では残念にも他にありません。
 

空間効果を高める淡いきらめき

 
 はやくから電化された都市部でありながら、幸運なことに大規模な風水害の被害にもあっておらず、街並みも大きく変わらなかったという偶然の条件が日本で唯一かさなった稀有の町であることで、今でも明治以降から使われてきた古い電灯がたくさん残っているというのが「京都は実は古い照明がおそらく日本で一番残っている」という言葉の種明かしの答えです。
 
 古い照明器具の風合いは日本の古建築によくマッチし、再生品やリプロダクトでは得られない独特の淡い輝きを放ちます。ヨーロッパやアメリカのかっちりしたアンティーク照明では得られない日本製独特の柔らかさや風合いは、日本の空間と時間にベストマッチします。
 
 あたたかく懐かしい明かりの魅力が人を集め、食卓の料理を照らし、会話を盛りたててくれる。骨董やアンティークという前提となる知識がなくとも、その魅力は見る人にダイレクトに伝わります。
 
 Pro Antiques "COM"にご自分の空間に合う、日本のアンティーク照明を探しに来てください。
 
Pro Antiques "COM"